基本を守り、ポイントを押さえれば、プロの農家さんが栽培するのと同じように、初心者の方でも家庭菜園を楽しむ事ができます。
種まきから栽培をはじめると、少し手間はかかりますが、その分、育てる楽しみが待っています。
また、なるべく手間をかけずに楽しみたい方には、苗が売っているものもありますので手軽に楽しむことができます。
ここでは、家庭菜園で失敗しないための注意点を季節ごとにご紹介します。
春の家庭菜園で初心者の方の多くが失敗してしまう原因は「寒さ」です。
・地植えの場合は、植え付けを行う2週間ほど前までに、基本用土となる赤玉土や腐葉土、堆肥、苦土石灰などをすき込んで土作りをします。よく分からなくて不安な方は、野菜に必要な成分がブレンドされてそのまま使える野菜用の培養土が販売されているので、お庭の土を培養土に入れ替える方法もあります。
・日当たり、風通しなど、家庭菜園を行う場所の状況を確認しておきましょう。家庭菜園を行う場所の状況に応じて、必要な園芸グッズを洗い出します。
・最近は異常気象で気温が安定しないことが多いので、急激な気温の変化や寒さを感じたら、防寒対策を行います。苗キャップなどの防寒対策グッズを使ったり、夜間は軒下などの暖かい場所に移動させたりして、野菜を寒さから保護しましょう。
あたたかくなってくると虫も活動的になります。ある程度の害虫は、畑の生態系を維持するためにも必要なようですが、大量発生してしまい、被害にあってから対策をしても手遅れになってしまいます。大切な野菜たちを害虫から守るためにも、早めに対策をしておくことが肝心です。
害虫対策には、畑なら防虫ネットを張って虫の入る隙を与えない。プランターなら、支柱を立てて、苗を囲むようにビニールを張れば、害虫からも強い雨風からも苗を守ることができます。
多湿から野菜の苗を守るためにやっておきたいことは、密にならないようにすること。できるだけ、苗と苗の間隔を空けて蒸れないように注意しましょう。
秋は春夏に比べて、気温が低いので園芸作業が行ないやすく病害虫被害が少ない、というメリットがあります。
程よい温度でベランダや庭を暖かく保って日照時間を伸ばす環境を作れば、野菜を作る環境として秋は適しています。
しかし、8月後半から9月にかけて日本は台風の上陸が多く、台風が近づいてくるとその強風から鉢ごと吹き飛ばされたり、鉢を固定していても、中の土や植物が飛んでいってしまうことがあります。
強風の場合は、畑や庭であればビニールをかぶせ、ビニールごと飛ばないように固定することや、鉢やプランターの場合は室内に入れるなどの強風対策が必要になります。
家庭菜園で冬に栽培できるものもありますが、やはり種類は少ないです。
春に何を育てるか?夏に挑戦してみたい野菜、秋に収穫するにはいつ植えるのか?など
冬は野菜の栽培に適した時期や、野菜の特徴について調べてみましょう。
野菜は栽培時期で大きく・春から夏にかけて始めるもの・秋から冬にかけて始めるもの・比較的いつでも始められるものと分けることができます。
次は何を育てるかを考えながら春からの栽培スケジュールを立ててみるのも家庭菜園の楽しさの一つです。
何が適しているか私たちもお客様と一緒に考えますので、お気軽にご相談ください。